たまご館
不妊治療の段階と費用の目安
1.検査
※月経5日目以内、排卵日頃、黄体期頃など時期に応じた検査があります 【 】は検査時期の目安
基本検査
初診日から1~2ヶ月で済ませましょう
女性
1回に必要な費用
保険適用 数千円~ ※自費(下記参照)
通院数
1ヶ月に数回
経膣超音波検査 → 保険適用
・基本的な子宮・卵巣の状態の確認
・排卵日の予測
・黄体期のチェック
血液検査(ホルモン等検査) → 保険適用
・LH・FSH・PRL【月経5日目以内】
・クラミジア抗体IgG・IgA
・CA-125
・E2・P
血液検査(感染症検査) → 4680円(※自費)
・B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒
血液検査(抗精子抗体) → 7560円(※自費)
・精子を抗原とする免疫反応を調べる
血液検査(AMH) → 5400円(※自費)
・卵巣予備能を調べる、当院では35歳以上の方が対象
子宮卵管造影検査(レントゲン検査) → 保険適用 5000円
・レントゲン検査【月経直後から排卵までの間】
男性
1回に必要な費用
※自費(下記参照))
通院数
1ヶ月に数回
血液検査(感染症検査) → 4860円(※自費)
・B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒
精液検査 → 5400円(※自費)
・必要があれば泌尿器科へ紹介
2.治療
タイミング療法
半年位が目安です
1周期の治療に必要な費用
保険適用 数千円~
1周期の治療に必要な通院数
排卵日前後を含め2~3回
超音波検査で排卵日を予測し、自然妊娠を目指す
<その他ステップアップの方法>
通水検査
保険適用 約1000円
・卵管の通過性を調べる【月経直後から排卵までの間】
過排卵刺激(排卵誘発剤)
保険適用 経口薬 約1000円
保険適用 注射薬 1本 約1000円
・経口薬・注射薬共に月経3~5日目より開始
・複数個の卵を排卵させることを目的とした治療
などがある
人工授精
5回位が目安です
1周期の治療に必要な費用
人工授精代 19,440円
排卵日の予測等は保険適用
1周期の治療に必要な通院数
排卵日前後を含め3~4回
(排卵誘発剤を使用する場合通院回数は増える)
細いチューブを用いて、選別した運動精子を子宮内に送り込む精液の調整に約1時間かかる
排卵誘発剤を使用する事もある
<!次のステップに進む前に!>
・分からないことがあれば培養士外来などで詳しい話を聞くことが可能です(予約制)
・体外受精・顕微授精に進む前には医師よりご夫婦に内容・料金等について外来終了後詳しく説明がございます(予約制)
体外受精・顕微授精 胚移植
1周期の治療に必要な費用
自費 約30~50万円 受精卵の管理に2万円/年 ※公的助成金が適用される(条件・制限あり)
1周期の治療に必要な通院数
10~15回
体外で受精させた受精卵(胚)を子宮内に移植する凍結胚ができた場合下記の凍結-融解胚移植が可能となる
凍結-融解胚移植
1周期の治療に必要な費用
自費 約15~20万円 ※公的助成金が適用される(条件・制限あり)
1周期の治療に必要な通院数
4~6回
凍結胚を融解し子宮内に移植する