恵愛レディースクリニック

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たまご館

不妊症治療について

妊娠中の心配事

妊娠成立のためには4つの条件が必要です。

1.排卵 2.精子 3.受精 4.着床

この4つの条件が揃って初めて妊娠するのです。

1.排卵因子

正常な女性は28から30日の周期で左右どちらかの卵巣から成熟した卵が排卵されます。この排卵現象は、上位の中枢(脳)からの複雑かつデリケートなコントロールによって制御されています。したがってこの現象はちょっとした精神的、肉体的ストレスによっても影響され、狂いやすいのです。

排卵に関する検査
  • (1)基礎体温測定の義務

    これだけで排卵が起きているか否かはある程度わかります。中には、これを付けているとかえって神経質になっていやだという方もいらっしゃいますが、良い情報を提供してくれますのでできれば測定してください。

  • (2)LH-RHテスト

    排卵障害には視床下部性、下垂体性、卵巣性のものがありますので、LH-RHを投与後、30分ごとに採血をし、血液中のLH,FSHを測定する事により、どこが悪いのかわかります。

  • (3)プロラクチン測定

    乳汁産生に関連したホルモンであるプロラクチンは非妊娠時にも出ていますが、これが高値でありますと排卵を抑制することがあります。

  • (4)超音波検査

    多嚢胞性卵巣といって、多数の小さな卵胞のある卵巣は排卵しにくいのです。これを超音波検査でチェックします。また、排卵前後の卵巣を超音波で見ることでLUF(黄体化未破裂卵胞)の有無をチェックします。これは基礎体温表が二相性になっていても卵が卵胞の中に残っているものです。卵巣の外に卵が排出されているかを排卵の前後に超音波検査でチェックします。

2.男性因子

妊娠するのが女性なものですから、妊娠しないのは女性の方に何か問題があると一般的には思われがちですが、何と30~50%は男性に問題があるのです。性機能的に何ら問題がなくても射精された精液の中の精子の濃度、並びに運動率が低い男性は極めて多いのです。最近マスコミもダイオキシン等の環境ホルモンが話題になり、50年前の男性の精子に対し、精子濃度が半分くらいになっていると言われています。男性は女性に比しシャイで、仕事にかこつけて病院のチェックを嫌がる傾向がありますが、何も初めは受診する必要はありません。奥様に容器をお渡ししますのでご自宅で採取し、1.5~2時間以内に病院に持ってきてください。男性因子が問題なければ奥様の検査、治療に専念できます。

3.受精に関して

受精が成立するためには、精子と卵子の通り道であり、出会いの場所である卵管の機能が正常であることが重要です。それに加えて精子に卵の中に入って行く能力があること、卵子に精子を受け入れる能力があることが重要です。しかし精子と卵子の受精能力に関して、正確には体外受精により受精をチェックするしかありません。

受精因子に関する検査
  • (1)子宮卵管造影

    レントゲンで透視しながら子宮腔に造影剤を入れ、卵管の通過性を確認します。また1時間後に腹部の単純写真を撮り、腹腔内に癒着がないかどうかを確認します。

  • (2)クラミジア検査

    クラミジアの感染があると、子宮並びに子宮周辺の炎症により、不妊症の原因になると言われています。直接的に子宮頚管部の分泌物の検査並びに血液中のクラミジア抗体の検査をいたします。

  • (3)抗精子抗体検査

    人間の体には、異物に進入されると免疫というものが働いて、抗体というものを作り次に進入された時の防御機能が働きます。精子というものは女性にとって大きな異物です。人間の本来持っている免疫機能からすれば精子に対して抗体ができ、次回精子が進入してきた時に精子をやっつける機能があっても不思議ではありません。しかしそれでは全ての女性が妊娠できなくなります。そこで、神様はうまくしたもので精子に対して抗体ができないような仕組みになっているのです。しかし稀に炎症等で抗体産生能力が高まっている時に、精子に抗体をつくる方がいます。血液中の抗精子抗体を採血で調べます。

  • (4)ヒューナー検査

    女性には,排卵日には、子宮の頚管粘液(透明なおりもの)の量が増え、精子を子宮に送り込みやすくなる生理変化を起こしています。しかし時に精子が頚管粘液内に進入しにくい場合があり、性交後2~3時間以内に頚管粘液を採取することにより、中に精子がいるかをチェックします。これは前述の抗精子抗体の存在とも関係しています。

4.着床に関して

さまざまな不妊症についての研究が進む中で、この着床現象だけがまだブラックボックスに入っています。体外受精・顕微授精の導入で受精卵を得られる確率は100%近くになっていますが、その後の着床障害によって妊娠率は20~30%まで下がります。この現象の解明がもう少し進めば妊娠率は飛躍的に上がると思われます。

着床因子の検査
  • (1)女性ホルモンレベル測定

    排卵しますと卵巣から黄体ホルモンと卵胞ホルモンという女性ホルモンがたくさん出ます。これらのホルモンは胎児のベッドになる子宮内膜を厚くし、胎児のためのベッドメイキングをしているのです。

  • (2)子宮内膜組織診

    排卵後の子宮内膜を採取し、組織的な検査をし着床環境としての子宮内膜の状態を検索します。

  • (3)着床障害を調べる血液検査

  • (4)子宮鏡で内膜を直接観察する検査

徳島県不妊治療費助成制度をご利用ください

徳島県では、次世代育成支援の一環として、高額の医療費がかかる配偶者間の不妊治療に要する費用の一部を助成しています。対象となるのは体外受精又は顕微授精で、指定医療機関での治療に限られています。当院は指定医療機関ですので、安心して助成制度をご利用いただけます。

この制度の適用には他にも条件がございますので、詳しくは徳島県のホームページにてご確認ください。 → 徳島県こうのとり応援事業(不妊治療費助成事業)について